〇 昨日(3月20日)のNYダウは、913ドル下落し、終値は19173ドルでした。時間外のNYダウ先物価格は、18883ドルと18000ドル台になっています。
〇 NYダウが2月12日に高値29551ドルをつけて以降の週末の終値は、
2月第2週末 終値29398ドル
2月第3週末 終値28992ドル、前週末比 406ドル安
2月第4週末 終値25409ドル、前週末比3583ドル安
3月第1週末 終値25864ドル、前週末比 455ドル高
3月第2週末 終値23185ドル、前週末比2679ドル安
3月第3週末 終値19173ドル、前週末比4012ドル安
〇 新型コロナウィルス(以下、コロナ)の感染拡大により、NYダウは下降トレンドに転じ、政府や中央銀行は、景気対策や金融政策を発表してきましたが、そのいずれもがコロナ感染拡大の勢いに押され、株価は下げ止まりません。
今週末(3月20日)のNYダウの終値の19173ドルは、2月12日につけた高値29551ドルに対し、10378ドルの下落、下落率は35%となりました。
〇 3月21日の日経記事「トランプラリーを帳消しにしたコロナショック(NY特急便)」によれば、
「新型コロナの感染拡大が続くなか、実体経済への影響も深刻になってきた。
ホテルなどサービス業のほか、自動車など製造業でも「需要蒸発」による生産調整と人員削減が相次ぐ。
一時的なショックとみられた出来事が、長期にわたって個人や企業の行動を制約し、消費や設備投資に影響することで、長期的な潜在成長率を押し下げる。そんな『ヒステリシス(履歴効果)』が懸念されている。」
〇 昨日(3月20日)のNYダウは、20000ドル台を割りましたが、今後も、コロナ感染が拡大する限りNYダウは下落すると思います。
どこまで下落するのかは、コロナ次第なのですが、相場の格言「半値八掛け2割引」が現実になりそうです。
〇 当面の底値は、2月12日の高値29551ドルの半値に相当する15000ドルと予想します。