〇4月18日付日経記事「インデックス投資に暗雲」によれば、
「今週の市場ではコロナまん延下の経済で強い企業と弱い企業の明暗がはっきり出た。
前者の代表がネット通販のアマゾン・ドット・コムや動画配信のネットフリックスだ。「巣ごもり消費」の拡大が追い風で、ともに上場来高値を更新した。
在宅勤務の普及でクラウド需要が高まるとの見方から、関連のソフトウエア株や半導体株も買われた。
ナスダック市場の時価総額上位100銘柄で構成する株価指数「ナスダック100」は、17日までに年初来で1.4%上昇。S&P500種株価指数が11%安に沈むのとは対称的だ。(中略)
不振が目に付くのは「資本財・サービス」「金融」「エネルギー」の不況3業種だ。業種別株価指数は17日までに年初来で順に22%、27%、43%下げている。(中略)」
〇 コロナ感染拡大は、いったん収束、緩和、再拡大を繰り返しながら、中国→欧米→新興国へと広がり、最終的にはワクチンが開発されるまで続きます。その開発には、半年から1年はかかるとされています。
その間は、コロナ流行の環境がプラスに働く企業とマイナスに働く企業が混在し、全体としてみれば、方向感がハッキリしない相場展開が続くと思われます。
〇 現状では、NYダウやS&P500連動ETFは買いづらい状況です。
コロナ感染はいずれ終息しますので、長期投資の観点から投資することは可能ですが、コロナ終息後の経済がどうなるのかよくわかりません。
〇 現状は、個別銘柄を物色する状況であると考えます。