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コロナ情報あれこれ

#コロナ、外出制限のないスウェーデンにおける高齢者への「思いやり」

〇 スウェーデンのコロナによる死亡者数(下記のサイトの「Daily New Deaths in Sweden」を参照のこと)は、

4月21日をピークに低下傾向にあり、同国のコロナ感染は収束に向かっているように見えます。
https://www.worldometers.info/coronavirus/country/sweden/

 

〇 スウェーデン政府は、コロナとの戦いが長期戦にならざるを得ないと考え、

経済活動を全面的に止めることなく、ソーシャルディスタンスなどのルールは設けつつ、
国民の自主規制により、感染爆発を防ぐやり方をとってきました。


 厳しい外出制限措置により、いったん感染者数・死者数を抑えることができても、
ワクチンのない状況では、緩和による感染再拡大は避けられず、より困難な状況に陥る可能性があるからです。

 

〇 厳しい制限措置をとった、或いは、とらざるをえなかった欧米各国と比較してみますと、(資料:5月6日付COVID-19トラッカー)

     人口(万人) 累計感染者数  死亡者数 感染率(%) 死亡率(%)
スウェーデン 1022  23126  2854  0.23   0.028
ドイツ    8315 167007  6993  0.20   0.008
フランス   6699 132967 25531  0.20   0.038

 

 スウェーデンは、感染率はともかく、死亡率は、フランスよりは低いもののドイツよりは高くなっています。とはいえ、

これまで、感染爆発を起こすことはなく、医療崩壊には至っていないようです。

 

〇 また、各国同様、スウェーデンの犠牲者は高齢者に集中し、死者(Avlidna)の80%以上が70歳以上となっているようです。

https://experience.arcgis.com/experience/09f821667ce64bf7be6f9f87457ed9aa

 

〇 注目すべきは、スウェーデン政府がとったコロナ対策です。すなわち、

 ① 集会は50人まで
 ② 人と約1.5m離れる
 ③ 美術館・博物館・スポーツイベントは中止
 ④ シニアホーム面会禁止
 ⑤ 具合が悪い人、シニアは自宅待機

① から③はソーシャルディスタンス政策であり珍しくありませんが、

④、⑤は、高齢者への「思いやり」対策です。

 

〇 この高齢者対策に背景としては、

 推定ではありますが、死亡者の大半が高齢者ということは、高齢者が、病院のベッドや集中治療室の大半を占めており、

 高齢者への感染拡大は、医療崩壊につながります

ので、医療崩壊を防ぐ意味でも高齢者対策をとる必要がありました。

 

〇 というわけで、スウェーデンでは、


・高齢者には、自宅待機=外出制限を求めるとともに、


・シニアホーム面会禁止により、若年者と高齢者の接触を禁止しました。

 

〇 これは、ドイツも同様です。すなわち、メルケル首相は、国民へ、


お年寄りは感染の危険性が高いのでほとんど接触しないのがベスト


おじいちゃんおばあちゃんと孫は、今、一緒にいてはいけない


と呼びかけました。

 

〇 高齢者にとっては厳しい現実ですが、

 高齢者を守り、医療崩壊を防ぐためには必要なことです。

 

〇 残念ながら、日本では、このような高齢者への「思いやり」対策はありません。


 5月4日の、非常事態宣言延長の安倍首相の記者会見全文を検索しましたが、「高齢者」や「シニア」という単語は出てきませんでした。

 日本は、流行地域における抗体調査なしのクラスター潰しという独自の作戦を展開してきました。この発想からは、高齢者対策は出てきません。

 

〇 今後、日本でも学校や経済活動が再開され、校内感染・職場内感染、さらに家庭内感染へと感染が拡大すると思われますが、

 日本の高齢者は、自分の身を守るため、自ら言わなくてはいけません。


孫は預かれない」「孫とは遊べない

 

 

#出口戦略