〇 コロナ感染拡大防止=死亡者数抑制という錯覚があります。
コロナ感染死亡者は、60歳以上の高齢者または基礎疾患を持つ人です。
〇 最近の厚労省調査によれば、感染多発地域である東京都における抗体保有率は0.1%、大阪府は0.17%、
また、ソフトバンクグループの調査によれば、従業員の抗体保有率は、0.23%、医療従事者の抗体保有率は、1.79%(従業員の約8倍)でした。
すなわち、市中に感染は広がっていなかったこと、その一方で、4月以降、病院や高齢者施設では集団感染が多発しており、その結果が医療従事者の高い抗体保有率に反映したと思います。
〇 以上より、死亡した高齢者や基礎疾患を持つ人はどこで感染した可能性が高いかというと、市中ではなく、
病院または高齢者施設における集団感染の巻き添えにあったと考えられます。
たった一人の感染者が、病院や高齢者施設にコロナを持ち込むことで、その何十倍もの人がコロナに感染し、死亡しました。
〇 残念ながら、どれだけの人が、病院や高齢者施設における集団感染で亡くなったのかという統計はありません。
政府や自治体は、院内感染や施設内感染による死亡者数を明らかにし、それを防ぐための対策を立てるべきです。
〇 死亡リスクの高い高齢者のコロナ感染死は避けられないとしても、病院や高齢者施設における集団感染死はあってはならないことです。
#院内感染、