〇 東京都の2月以降6月23日までのコロナ感染による死亡者を集計したところ、
60歳以上の高齢者が死亡者の94%を占めており、大阪府95%と同様の結果でした。
なお、東京都は、基礎疾患の有無を公表していませんので、59歳以下の死亡者の基礎疾患の有無は不明です。
〇 東京都年齢階級別死亡者統計
https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/taisaku/saigai/1007261/index.html
東京都 (参考)大阪府
死亡者数 占率 死亡者数 占率
10歳未満 0人 0.0% 0人 0.0%
10代 0 0.0 0 0.0
20代 1 0.4 0 0.0
30代 0 0.0 0 0.0
40代 3 1.1 2 2.5
50代 12 4.4 2 2.5
60代 29 10.6 9 11.3
70代 79 28.9 27 33.8
80代 95 34.8 31 38.8
90歳以上 54 19.8 9 11.3
合計 273 100.0 80 100.0
(注) 年齢不詳49名は除く 年齢不詳4名は除く
東京都の20代の1名は糖尿病の持病のあった相撲力士です。
〇 人口100万人当たりの死亡者数は、東京都は23名、大阪府10名です。
また、感染者率(累計)は、東京都が0.04%、大阪府は0.02%です。
〇 私は、4月以降、病院や高齢者施設の集団感染が多発していたこと、市中感染の広がりは小さかったことから、高齢者の多くは、院内感染・高齢者施設内感染に巻き込まれて死亡したと推定しています。
〇 5月24日付時事通信社記事「大阪の死者、4割が院内感染 高齢者多く死亡率突出 新型コロナ」によれば、
大阪府の医療機関6カ所で、患者や職員ら計284人が感染し、うち5病院の患者35人が死亡。府内全体の死者78人の45%を占めたことが判明しています。
〇 東京都は、院内感染・高齢者施設内感染による死亡者数を明らかにし、今後、院内感染・高齢者施設内感染の防止対策の強化をおこなっていただきたいと思います。
#高齢者・Lives・Matter