〇 西村経済再生担当大臣は、昨日(6月30日)の記者会見の席上、
「とにかく二次感染を防止すること これが何より肝であります。
夜の街の皆さんからお客さんあるいはそこからまた家族そしてやがて高齢者にいくとリスクの高い方々に行くので引き続き緊張感を持って対応していきたい」
「とにかくリスクの高い高齢者施設・院内感染につながらないよう全力をあげていきたい」と力説しました。
〇 前日の記者会見では、「夜の街」が感染対策の肝だったので、一夜にして、死亡リスクの高い高齢者への二次感染、さらには高齢者施設・院内感染を防ぐことが肝に変わったことに驚きました。
何が政府に起きたのかは、これから明らかになっていくでしょうが、
政府のコロナ対策の目的が、感染拡大防止一本から、国民の命を守ることに変わろうとしているのは、大変嬉しい限りです。
〇 それはともかくとして、高齢者への感染を気にするのであれば、夜の街よりも昼カラの方がよほど問題です。
夜の街の従業員や客については、高齢者の家族と同居している以外は、高齢者の家族が感染する可能性は低いと思います。また感染したとしても家族単位ですが、
昼カラの客は高齢者であり、二次感染どころか、一次感染そのものです。しかも集団感染であり、多くの高齢者が一時に感染します。
〇 さらに、現在、感染が進行中の学校感染や職場感染の場合は、さらに問題が大きいです。それこそ二次感染で高齢者に行き着いてしまいます。
また、夜の街に行く人に比べ、学校や職場に行く人の人数は圧倒的に多く、したがって、高齢者への二次感染の規模もそれに比例して大きくなります。
〇 経済社会活動再開により、夜の街のみならず、学校や職場における感染拡大はさけられません。
西村大臣には、高齢者施設・院内感染防止対策は当然のこととして、若年者から高齢者への二次感染防止策を国民に示していただきたいものです。
ちなみに私が考える今後のコロナ対策は、「命を守る」ことを目的とし、
・若年者は、学び、働く。
・高齢者や基礎疾患のある人はコロナに感染しないように自分でも注意し、周りも気をつける。仕事のない高齢者は、外出制限を守ろう。
・また、政府は、高齢者や基礎疾患のある人が集団感染死している病院や高齢者施設の院内感染、施設内感染防止対策に注力しよう。
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