〇 東京都は、7月15日、警戒のレベルを最高の「感染が拡大していると思われる」に引き上げましたが、その背景には、感染経路不明者の急増があります。
7日間移動平均 7月1日 7月8日 7月15日 前週比
感染者数 57人 108人 187人 1.7倍
感染経路不明者数 27 44 88 2.0
夜の街 25 40 48 1.2
夜の街以外 32 68 139 2.0
70歳以上 2 4 6 1.5
感染経路不明者(7日間移動平均)は、前週と比較して2倍になりました。
この感染経路不明者は、今後も、ねずみ算式に増えることが予想されます。
〇 一方、夜の街は、7月10日をピークに頭打ちの傾向がみられますが、その一方で、夜の街以外は、前週比2倍となりました。
夜の街以外とは、家庭、保育園・幼稚園、学校、職場、病院、高齢者施設などのことであり、
夜の街以外の感染者数が倍増しているということは、市中感染の広がりを意味しています。
〇 重症化率の高い高齢者の感染者数は、今は少ないのですが、第1波のように、
院内感染や高齢者施設内感染が多発すれば、一気に感染者が増え、それは重症者数の急増を意味しますので、医療崩壊につながりかねません。
〇 医療崩壊を避けたければ、大量の感染者を発生させる病院や高齢者施設における集団感染を防止せねばなりません。
院内感染・高齢者施設内感染の防止対策とは、病院や高齢者施設内へのコロナ持ち込みを防ぐことです。
すなわち、新規入院患者、入所者に対するPCR検査、および医療・介護スタッフに対する定期的PCR検査が必要です。
〇 夜の街のみならず、病院や高齢者施設においてもPCR検査を実施すべきです。
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