〇 経済活動再開とともに、コロナ感染が急拡大し、国民の命が、危険にさらされています。
国民の経済的困窮死を回避するためには、経済社会活動を止めてはいけません。
コロナ感染死も経済的困窮死も、ともに回避せねばなりません。
〇 ところで、厚労省が7月1日に発表した年齢階級別死亡者統計によれば、死亡者973人のうち、70歳以上の死亡者は818名であり、全体の84%を占めています。
また、大阪府が公表した死亡者に関する情報を集計したところ、7月1日時点で、コロナ感染死者数は84名でしたが、その全員が60歳以上または基礎疾患を持つ人でした。
〇 すなわち、ほとんどのコロナ感染死者は、高齢者または基礎疾患を持つ人(以下、「高齢者等」と略)です。
したがって、コロナ感染から守るべき命とは、高齢者等の命です。
〇 ところで、毎日新聞6月7日付記事「院内感染なら死亡率4倍に 99病院205人死亡で浮かんだ新型コロナの猛威」によれば、最も院内感染が多発したのは東京都で、19病院・714人の感染者が出ました。
院内感染では、たった一人の感染者が、病院にコロナを持ち込むことで、何十人もの高齢者等の命が奪われます。
〇 5月24日付時事通信社記事「大阪の死者、4割が院内感染 高齢者多く死亡率突出 新型コロナ」によれば、大阪府の場合、死亡者の40%は院内感染によるものでした。
したがって、コロナ感染が拡大する中、高齢者等の命を守るための対策として、院内感染防止対策は、喫緊の課題です。
というわけで、大阪府は7月17日より、院内感染対策の徹底・強化を図るべく病院向けの研修を開始しました。
〇 市中感染が拡大する中、国民は、個人レベルでも命を守る行動をとる必要があります。
すなわち、致死率の高い高齢者等は、緊急事態宣言中同様、外出制限を守る、
また、致死率の低い若年者は、家庭内や職場内で高齢者等にコロナをうつさないように注意する必要があります。
また、病院や高齢者施設に、コロナを持ち込まないよう、面会者は、面会制限を順守すべきです。
〇 まとめれば、
致死率の低い若年者は、学び、働こう。ただし、致死率の高い高齢者等にコロナをうつさないようにしよう。
高齢者等は、外出制限を守ろう。
政府・自治体は、院内感染・高齢者施設内感染対策を強化することで、高齢者等の集団感染死を防ごう。
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