願!コロナ退散

コロナ情報あれこれ

#コロナ、高齢者・人工呼吸器・トリアージ

〇 厚労省は、不定期にですが、年齢階級別陽性者数、死亡者数、重症者割合の統計を発表しています。

 統計上の重症者とは、=「人工呼吸器管理(ECMOを含む)が必要な患者」のことですので、高齢者と人工呼吸器に関する情報が得られます。

 

7月22日18時時点の「新型コロナウイルス感染症の国内発生動向」によれば、

https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/000651933.pdf

 

         陽性者数  死亡者数   死亡率   重症者割合 

       
 10歳未満    469人   0人   0.0%   0.0%

 10代      852    0    0.0    0.0

 20代     6616    1    0.3    0.0

 30代     4337    4    0.0    0.2

 40代     3727   14    1.5    1.0

 50代     3542   33    4.9    1.7

 60代     2333  101    9.8    6.4

 70代     1994  270   28.7    5.4

 80代以上   2078  559   34.8    2.9

 年齢非公表等   111    4   

 合 計    26059  986    3.8    1.1

 

 死亡率、重症者割合の計算式は以下の通りです。

 死亡率(致死率)= 死亡者数 ÷ 陽性者数。なお、死亡者数・陽性者数は、7月22日までの累計値です。

 

 重症者割合 = 重症者数 ÷ 入院治療等を要する者。なお、重症者数、入院治療を要する者は、7月22日18時時点の現在数です。

 

〇 その重症者割合ですが、60代は6.4%であるのに対し、80代以上は2.9%と半分以下です。

 一方、死亡者は60代が101人で、80代以上は559人と、5倍以上です。この点について、推測になりますが、

 

 80代以上の高齢者の、人工呼吸器治療による回復率は、60代よりも低い、すなわち、人工呼吸器による治療を受けても死亡するケースが多いということなのではないでしょうか。

 

〇 現在、コロナ患者用に用意されている、人工呼吸器装備の集中治療室は、東京都の場合で100床です。

 第1波における「重症者数」のピークは、4月28・29日の105人であり、その後、減少しましたが、今、再び増加傾向にあります。

 

〇 今後、重症者数が増加し、用意された人工呼吸器が足りなくなった場合は、いわゆるトリアージの問題が発生します。

 人工呼吸器が1つしかない場合、医師としては、助かる可能性の高い命を助けようとするでしょう。それは、当然のことです。

 ただ、その判断には、人工呼吸器使用による回復率(死亡率)のデータが必要なはずです。

 それが公表されていないことにより、医師が、個人的に、人口呼吸器の使用可否を判断している形になっています。

 これは医師にとって、結構なストレスであり、患者やその遺族にとっては、納得のいかない状況が生まれているのではないでしょうか。

 

〇 厚労省は、年齢階級別「重症者割合(人口呼吸器使用率)」を公表するだけでなく、年齢階級別「人工呼吸器使用による回復率」も公表すべきと思います。

 

厚労省、#情報公開、#人工呼吸器