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#コロナ、人工呼吸器使用のトリアージ(命の選択)。イタリア・スペインの場合

〇 第1波において医療崩壊に直面したイタリア・スペインでは、命の選択(トリアージ)の問題が深刻化しました。

 

〇 3月30日付毎日新聞記事「迫られる“命の選択” 『誰を死なせ誰を生かすか』 苦悩するイタリア・スペイン」によれば、

 

新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからないイタリアやスペインでは、事実上の医療崩壊が起きている。現場では生存する可能性がより高い患者を優先する「命の選択」を迫られている。

 

学会「年齢制限、必要かも」「誰を死なせ誰を生かすべきか、私たちは決めなければならない」

 

 米医学誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」(NEJM)は3月18日、感染拡大が深刻なイタリア北部の病院で勤務する男性医師の苦悩を伝えた。

 感染者の増加が続く北部の医療現場では、回復する可能性が高い患者の治療が優先されている。人的・物的に限られた医療資源を最大限に活用するため、災害など非常事態にとられる措置だ。

 

 重症の肺炎患者の治療には人工呼吸器が不可欠だが、必要な患者すべてに行き渡らない状態が続く。回復までに2週間以上装着が必要な例もあるなど治療の長期化も不足に拍車をかける。

 

 収容能力も限界を超えている。緊急でない手術は延期され、手術室は一時的な集中治療室として使われ、廊下や受付にも人工呼吸器をつけた患者のベッドが置かれているという。医療従事者の休養時間の確保など機能を維持するために一時休院した医療機関もある。

 

 イタリア麻酔鎮痛集中治療学会は3月上旬、「命の選択」を迫られる現場の医師の判断を支える倫理指針を発表。集中治療を行うかどうかの判断については「最終的には治療対象となる年齢に上限を設ける必要があるかもしれない」と盛り込んだ。

 

 NEJMの記事は、年齢を判断基準の一つとする方針は現場で採用されており、目安を80歳から75歳に引き下げた病院もあると伝える。感染するまで健康だった80歳の患者が呼吸器をつけられず死亡した例もあったという。

 イタリア国立衛生研究所の発表(4月2日現在)によると、感染者の年齢の中央値は62歳。死者のうち8割超を70歳以上が占めている。

 

 欧州でイタリアに次いで感染者、死者が多いスペインも状況は深刻だ。

 首都マドリードを含むマドリード州に国内の死者の6割が集中。エルパイス紙によると、高齢者ケア施設で感染が広がり、ロブレス国防相は3月23日、軍が立ち入った施設で「入居者が置き去りにされ、ベッドで死亡していた例もあった」と明らかにした。感染が分かった後に職員が現場を立ち去っていた例もあったという。

 マドリードの保健当局は「人工呼吸器の不足はない」としているが、患者の増加に医療体制が追いつかず、大型の国際展示場に感染者を収容するための「野戦病院」を開設。必要に応じて最大5500床まで拡大し、うち500床は集中治療用とする見通しだ。また、感染防止の備品不足から葬儀業者が遺体の引き取りを停止し、市内のスケートリンクが臨時の遺体安置所として使われている。』

 

〇 日本でも、第1波の感染ピーク時には、部分的には医療崩壊が発生していました。

 イタリア・スペインの例は、トリアージを考えるうえで、大いに参考になると思います。

 

 大阪府では、感染再拡大に備え、全室人工呼吸器装備の重症者センター設置に着手しました。

 

医療崩壊、#トリアージ