〇 東京都千代田区では、7月から高齢者施設入所時にPCR検査を実施していましたが、練馬区でも同様の方針を決めました。
また、都議会公明党も、高齢者施設入所時におけるPCR検査の早期実施を小池都知事に求めました。
〇 8月19日付日経記事「施設入所時にPCR検査 高齢者・障害者に実施 練馬区」によれば、
「東京都練馬区は18日、高齢者や障害者が区内の福祉施設に入所する際、健康状態にかかわらずPCR検査を実施する方針を決めた。
高齢者らは新型コロナウイルスに感染した場合の重症化リスクが高く、検査の網を広げて施設内でのクラスター(感染者集団)の発生を防ぐ。
福祉施設が自主的に実施する新規入所者へのPCR検査に対し、区が費用を独自に助成する。上限額は1件あたり4万円で、860人分の検査を見込む。(後略)」
〇 また、8月19日付日経記事「高齢者施設対象PCR検査要望 都議会公明党」によれば、
「東京都議会の公明党は18日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、高齢者施設の職員や利用者を対象とするPCR検査を早期に実施するよう小池百合子知事に求めた。
高齢者施設向けの態勢を整えたうえで医療機関や障害者施設、保育所についても同様の検査実施を要望した。(中略)
通常はコロナ感染を疑う症状のない健康な人へのPCR検査は医療保険の適用外のため、公明は公費での実施を要請した。
要望後、小池氏は「高齢者対策をしっかり進めたい」と記者団に述べた。」
〇 小池都知事は、これまでの、新宿歌舞伎町ホストクラブ・キャバクラを狙い撃ちにした「夜の街」対策から、高齢者施設対策に方針を変更したようです。
高齢者施設の職員を対象としたPCR検査をどれくらいの頻度で行うか、千代田区は3カ月に1度でしたが、回数を増やせるか、どうかが今後の課題です。
さらに、毎日、施設と家庭を往復するデイサービスなどの通所系高齢者施設におけるPCR検査をどうするかの問題があります。
(参考)
#コロナ、東京都千代田区、介護施設で感染予防対策としてのPCR検査開始 - コロナ時代の株式投資
#東京都、#高齢者施設内感染