〇 8月20日に開催された東京都のモニタリング会議において、年代別感染経路が公表されました。そもそも、感染経路不明が全体の6割強を占めており、判明しているのは4割弱ではありますが、それはさておき、
8 月11日から17日の1週間分の感染経路判明者の分析ですが、
感染経路は、全世代合計で
家庭内感染40.9%(前週より11.8ポイント増加)
職場15.8%
会食11.7%
接待を伴う飲食店等 9.1%
施設 5.9%
年代別で見ると、1位と2位は
10 代以下: 家庭内感染 70.6%、施設での感染 18.8%
20 - 30代 : 家庭内感染 23.3%、職場での感染 23.1%
40 - 50代 : 家庭内感染 55.2%、職場での感染 11.9%
60 代 : 家庭内感染 52.3%、職場での感染 13.6%。
70 代以上: 家庭内感染 61.7%、施設での感染 15.0%。
〇 10代以下および40代以上の世代では、家庭内感染割合が50%を超えています。
また、家庭内感染がすべての年代で1位ですが、家庭内感染はいわば2次感染であり、誰が家庭にコロナを持ち込んだのかという1次感染経路は不明のままです。
家庭内感染は、第1次感染経路不明なので、感染経路不明に分類してもいいのではないでしょうか。
〇 7日間移動平均ベースの数値ですが、8月20日時点での人数、および全体に占める割合は
感染者数 275人
うち感染経路不明(1) 170 (61.8%)
うち家庭内感染(2) 42 (15.3%)
(1)+(2) 212 (77.1%)
感染経路不明および第1次感染経路不明の家庭内感染を合計すると、全体の77%が実質感染経路不明となります。
〇 感染経路不明分の分析なくして、感染経路の分析は完結しないと思います。
(参考)
#コロナ、東京都、高齢者の感染経路は、家庭内感染と高齢者施設内感染 - コロナ時代の株式投資
#コロナ、東京都、居酒屋での感染者は0人か - コロナ時代の株式投資
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