願!コロナ退散

コロナ情報あれこれ

#コロナ、泥縄式の日本モデル

〇 泥縄式とは、「泥棒を捕えてから縄をなう」やり方であり、普段からの準備を怠り、いざ事に直面して初めて、慌てて対処に取り組み始めるやり方ですが、日本のコロナ対策は、これまで泥縄式そのものでした。

 

〇 本来であれば、過去のパンデミックの経験をもとに、感染者数・入院患者数・重症者数・死亡者数を予測の上、

 重症者数・死亡者数の最少化を目標として、検査・医療提供体制を準備すべきだったのです。

 

〇 それはともかく、日本は、検査・医療提供体制が未整備のまま、コロナ感染の第1波を迎えることになり、かかりつけ医が必要と認めているにもかかわらず、検査を受けられない状況が生まれました。

 その後、入院患者・重症者が増加するとたちまち医療崩壊を起こし、政府は緊急事態宣言を出すはめになりました。

 

〇 残念ながら、この泥縄式は、第2波を迎えた今も続いています。

 東京都の入院患者は、8月21日時点で1565人ですが、入院・療養等調整中の人が637人います。

 予測を超えて、入院患者が増えてしまったということなのでしょうか。それとも、入院患者が一時的に減少するのを見て、その傾向がそのまま続くと思ったのでしょうか。

 感染者や入院患者が減少したのは、緊急事態宣言の効果です。それが解除されれば、当然のごとく、感染は再拡大します。

 

〇 感染拡大を抑えるためには、検査体制の整備が必要ですが、検査件数を増やしてはいるものの、人口当たりでは、欧米の10分の1以下です。

 この検査件数では、無症状者の検査までは手が回らず、まして予防のための検査はできる状況にはありません。

 

〇 東京都では、高齢者施設内感染予防に乗り出しましたが、新規入所者に対するPCR検査はできても、介護職員に対する定期的検査にまでは手が回らない状況です。

 海外では、介護職員に対する検査を毎週行う国も出てきていますが、日本では、定期検査を実施するにしても3か月に1度(例:東京都千代田区)という状況であり、これでは、介護職員によるコロナ持ち込みには効果が薄そうです。

 

〇 現状は、第2波の真っ只中にあります。

 感染経路不明者の全体に占める割合が、警戒水準の5割をこえ、東京都や大阪府では6割越えが普通になってきました。

 もはや市中感染の拡大は明白であり、それを前提として、今後の感染者数・入院患者数・重症者数・死亡者数を予測の上、検査・医療提供体制を整備すべき状況にあります。

 

〇 政府や自治体は、今こそ、感染状況の後を追うだけの泥縄式を改めるべき時期です。

 見通し不明のままでは、国民は不安が募り、感染者を非難するという悲劇しか生みません。