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コロナ情報あれこれ

#コロナ、治療薬、アビガン、レムデシビル、デキサメタゾン関連情報

〇 9月20日付朝日新聞記事「コロナ治療薬候補のアビガン、承認申請へ 有効性確認か」によれば、

新型コロナウイルスの治療薬候補「アビガン」について、富士フイルム富山化学が近く国に製造販売の承認を申請することがわかった。

 9月中旬まで実施した臨床試験(治験)のデータを20日に精査し、一定の有効性が確認できたもようだ。承認されれば、日本で開発された新型コロナ治療薬としては初めてとなる。

 申請後は、厚生労働省が有効性や安全性などを審査し、承認するか決める。新型コロナ治療薬はこれまでに「ベクルリー」(一般名レムデシビル)と「デキサメタゾン」が承認されている。

 アビガンはこれまで一部の病院で、患者の希望と医師らの判断で使える「観察研究」という枠組みで使用されてきた。正式に承認されれば、従来よりも多くの病院、患者に使用できる可能性がある。感染初期の軽症の段階で使うことが想定されている。ただ、アビガンは投与すると胎児に奇形が出るおそれがあることがわかっており、妊娠中やその可能性のある女性、相手の男性には使えない。」

 

〇 ところで、日本集中治療医学会と日本救急医学会は9月19日、新型コロナウイルス感染症の薬物治療に関する診療指針を作成したことを記者会見で明らかにしました。

9月19日付毎日新聞記事「コロナ治療薬5種、投与に学会指針 重症度別に『効果、費用、副作用など考慮』」によれば、

「(前略)

 学会では、世界各国で公表された研究論文を分析して指針を策定。医師や看護師らコロナ治療に従事する人が使うことを想定し、新型コロナに感染した成人の軽症から重症患者を対象とした。

 指針によると、

 軽症者には五つのうち唯一、新型インフルエンザ治療薬の「ファビピラビル(商品名アビガン)」の投与を弱く推奨する、とした。

 

 中等症・重症患者では、関節リウマチなどで使用されるステロイド薬「デキサメタゾン(同デカドロンなど)」の投与を強く推奨し、エボラ熱の候補薬「レムデシビル(同ベクルリー)」は弱く推奨、とした。

 

 一方、抗マラリア薬「ヒドロキシクロロキン(同プラケニル)」は「投与しないことを強く推奨」とした。トシリズマブ(同アクテムラ)については、まだ十分な科学的根拠が得られていないことを理由に「現時点では推奨しない」との表記にとどめたが、今後改めて評価を示すという。

 指針を作成した両学会の特別委員会の西田修理事は「科学的根拠や効果だけでなく、費用対効果、副作用などを鑑みながら作成した」と述べた。新たな薬の追加や、推奨に関する表記などは随時更新する予定という。

 

新型コロナウイルス感染症の治療薬に関する指針の主なポイント

 治療薬名             軽症  / 中等症・重症

ファビピラビル(アビガン)    弱く推奨 / 現時点では推奨しない

レムデシビル(ベクルリー)    現時点では推奨しない / 弱く推奨

ヒドロキシクロロキン(プラケニル)投与しないことを強く推奨

デキサメタゾン(デカドロンなど) 投与しないことを強く推奨 / 強く推奨

トシリズマブ(アクテムラ)    現時点では推奨しない

※カッコ内は商品名」