〇 昨日(10月23日)のNYダウは。前日比28ドル(0.10%)安の28335ドルで終えました。
追加の米経済対策の与野党協議を巡る不透明感が意識されるなか、低調な決算を発表した半導体のインテルなどが売られ相場の重荷となりました。
〇 10月24日付日経記事「NYダウ反落、28ドル安 インテル急落が重荷」によれば、
「(前略)
追加の経済対策で野党・民主党のペロシ下院議長と協議するムニューシン米財務長官は23日、与野党の主張には「大きな隔たりがある」と述べ、民主党側に譲歩を求める姿勢を示したと伝わった。トランプ米大統領も「民主党(が優勢な)州の救済のための合意はしたくない」と述べたと報じられた。合意には時間がかかるとの警戒感が強まった。
ダウ平均は上昇する場面もあった。米食品医薬品局(FDA)が22日、新型コロナウイルス治療薬として、バイオ製薬のギリアド・サイエンシズの「レムデシビル」を承認した。米国で初のコロナ治療薬の承認となり、コロナの感染拡大の阻止につながるとの期待が強まった。
インテルは22日夕に発表した2020年7~9月期決算を受け、目標株価を引き下げるアナリストが相次ぎ、株価は11%安と急落。
20年7~9月期決算が減収減益となり1株利益が市場予想に届かなかったクレジットカードのアメリカン・エキスプレスは3%超下げた。一方、医療保険のユナイテッドヘルス・グループやドラッグストアのウォルグリーンズ・ブーツ・アライアンスが上げが目立った。(後略)
〇 先週末(28606ドル)に比べ、271ドル安となりました。
コロナ感染は拡大していますが、大統領選挙は接戦が続いており、追加経済対策成立の見通しは立ちません。
(関連記事)
#コロナ、米国FDA、レムデシビルを承認 米で初のコロナ治療薬に - コロナ時代の株式投資
#NYダウ