〇 第2波は夜の街と若者が感染の中心だったのですが、第3波は、若者から高齢者へと感染が拡大、地域も都心から郊外に広がっています。
〇 11月16日付日刊ゲンダイ記事「コロナ第3波が引き起こす“郊外クラスター”…家庭内感染の激増で封じ込め不可能に」によれば、
「(前略)
感染経路も接待を伴う飲食店など「夜の街」関連は21%から3%に激減し、家庭内感染が27%から41%に激増している。
陽性者の居住地も新宿区が1割から6%に減り、世田谷区も1割から7%にダウン。逆に多摩・島嶼部が12%から22%へと倍近くになっている。
西武学園医学技術専門学校東京校校長の中原英臣氏(感染症学)は言う。
「第2波のターゲットは新宿など夜の街と明確でした。ところが、第3波では、職場や会食などで感染した家族が家庭に持ち帰り、家庭内感染が多くなっています。郊外の割合が上がっているのはそのためでしょう。
ウイルスが市中にあまねく浸透しているということです」
(中略)
「夜の街など発生源が特定されている場合は、濃厚接触者だけでなく、周辺一帯の関係者を徹底検査することでクラスター封じができます。
一方、家庭内感染はどう手をつけていいのか分からない。外での感染源を一つ一つ特定し、つぶしていくしかありませんが、これだけ広範囲に広がるとその方法で全体を抑え込むのは不可能に近い」(中原英臣氏)
もはや、歌舞伎町を抑え込んでもウイルスは消えそうにない。(後略)」
〇 コロナは、都市部から地方へ、都内では23区から郊外へと拡散しています。