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#コロナ 高齢者とECMO(エクモ)

〇 コロナ感染の重症者に対しては、人口呼吸器やECMOによる治療が行われています。

 ECMOネットの資料をもとに、年齢階級別ECMOの治療成績について、筆者が分析を行った結果は以下の通りです。

 

 年齢とともに離脱軽快率(以下、「軽快率」)は低下する。20代の軽快率は100%であるが、年齢とともに軽快率は低下し、70代は50%、80代以上は20%である。

 ECMO治療は患者の身体に負担をかけるが、80代以上の高齢者は、その負担に耐える体力がなく、かつ基礎疾患もある場合が多く、軽快率は低くなる。

 軽快率が低いため、80代以上の患者にECMOを使うケースは少なく、これまで5件しかない。そのうち4件は死亡、軽快は1件である。

 

 ところで、厚労省の統計によれば、80代以上のコロナ感染死者は、11月25日までの累計で1134人であるが、ECMO治療を経て死亡したのは4人であり、残りの1130人はECMOの治療をうけることなく死亡している。

 80代以上の高齢者は、ECMOにより救命される可能性は極めて低いので、感染予防が大事である。

 

〇 年齢階級別ECMO離脱軽快率(12月2日までの累計)

 

離脱軽快

死亡

合計

離脱軽快率

累計死亡者

うちECMO装着率

 

 ①

①/⓷

②/④

 

20歳未満

0

0

0

 

0

 

20代

2

0

2

100.0

2

0.0

30代

11

1

12

91.7

6

16.7

40代

27

4

31

87.1

20

20.0

50代

64

17

81

79.0

63

25.4

60代

66

36

99

64.7

183

19.1

70代

29

26

55

52.7

502

5.2

80代以上

1

4

5

20.0

1,134

0.4

合計

200

88

281

69.4

1,910

4.5

ECMOネットの資料をもとに筆者が作成

COVID-19 重症患者状況 (ecmonet.jp)

 

〇 なお、人工呼吸器治療については、80代の高齢者に対しても実施されています。

12月2日時点の東京都の場合、

年齢階級別重症者数=人工呼吸器管理(ECMOを含む)が必要な患者数

 30代以下 0人

 40代   2

 50代   4

 60代  12

 70代  26

 80代  15

 90代   0

都内の最新感染動向 | 東京都 新型コロナウイルス感染症対策サイト (tokyo.lg.jp)

 

 90代こそ人工呼吸器管理(ECMOを含む)は0人ですが、80代は15人います。

 なお、ECMOネットのデータでは、全国で、ECMOを装着している80代のコロナ感染者は1人です。(12月2日時点)

 したがって、東京都の重症者15人の内訳は、ECMOが0~1人、人工呼吸器が14~15人です。

 

〇 なお、残念ながら、今のところ、人工呼吸器の軽快・死亡に関する年齢階級別データは見つかっていません。見つかり次第、報告します。

 

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