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#イタリア・スペインコロナ、観光業に依存、感染対策が打撃

〇 12月15日付日経記事「南欧経済、回復みえず 観光業に依存、感染対策が打撃」によれば、

イタリアやスペインといった南欧経済の経済回復が遅れている。欧州北部に比べ観光などのサービス業への依存が大きく、新型コロナウイルス感染対策の厳しい規制が個人消費や雇用に影を落とす。クリスマス休暇も苦戦は避けられず、欧州全体の景気回復の足を引っ張る恐れもある。

 

現在の稼働率は10%。外国人客はほとんどいない」。イタリアの商業都市ミラノ。ホテルの運営責任者は日本経済新聞の取材に、厳しい口調でこう話した。

 イタリア政府観光局によると、2020年10~12月の海外からの航空便予約は前年同期比で9割以上減少した。外国人客は、高級ブランド店や飲食店の消費を支えている。11月のサービス業の購買担当者景気指数(PMI)は39.4と好不況の境目の50を大きく下回っている。

 

 欧州各国は夏の観光シーズン前に規制を解除した結果、感染の「第2波」に見舞われた。イタリアの新たな感染者は減少傾向だが、死者数は12月に入り過去最多を更新、予断を許さない。政府は21日からは別の州への訪問を禁止し、クリスマス当日は市町村間の移動も認めない。コンテ首相は「(コロナ感染収束までの)道のりはまだ長い」と語る。

 

 スペインの首都マドリードも閑散としている。同国は国内総生産GDP)の約12%を観光業に依存しており、回復の兆しはみえない。

 懸念されるのが失業者の急増だ。もともとスペインは欧州でギリシャに次いで失業者が多い。新型コロナの流行前、すでに14%だった失業率は、20年10月には16%まで上昇した。事実上の失職状態にある人も数えると、20%を超えているとの見方もある。ポルトガルギリシャの失業率も高止まりが続く。

 

 欧州連合EU)の欧州委員会が秋に示した成長率予測では、20年はイタリアが前年比9.9%減EUの平均(7.4%減)より落ち込みが大きい。スペインに至っては12.4%減と加盟国で最悪だ。両国ともサービス業中心で輸出競争力の弱さなどが一因だ。南欧経済はドイツやフランスともサプライチェーン(供給網)などで密接につながり、不振が長期化すれば欧州全体の景気への影響もさけられない。

 

 南欧EUが10日に予算を承認し、21年から運用が始まる7500億ユーロ(約94兆円)の復興基金を頼りにする。ただ、景気押し上げ効果は不透明だ。

 長引く自粛生活や失業の増加で、政治への不満も高まっている。政治専門サイト「ポリティコ」によると、スペインでは野党の極右政党「ボックス」の支持率が7月の12%から17%まで上昇した。極右の勢いが強まれば、反EUや反移民の機運が高まって分断が深まる恐れもある。」

 

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#イタリア、#スペイン