〇 高齢者施設・医療機関の施設内感染は、最初は、無自覚無症状の1人が施設内にコロナを持ち込むことに始まり、その後、人の動きとともに、別フロア、別館へと拡大します。
最終的な感染者数は、感染者発見後の対応、施設の規模によるのですが、八尾市の高齢者施設90人、大阪市の医療機関83人など100人近くに達するケースもあります。
〇 12月7日から27日までの期間中、施設内集団感染は41ヵ所、毎日2カ所で発生しています。
その内訳は、高齢者施設27カ所、感染者数は439人、医療機関14ヵ所感染者数は426人となっています。1ヵ所の平均感染者数は、12月27日の時点で、高齢者施設16人、医療機関30人です。
〇 高齢者施設・医療機関の利用者・入所者・入院患者は、高齢者または基礎疾患がある人が大半ですので、集団感染が起きれば、医療提供体制を一気に逼迫させ、死亡者が増加します。
〇 医療提供体制を守り、死亡者を増やさないために、無自覚無症状の最初の1人を発見することで、その後の施設内感染拡大を防がねばなりません。
そのためには、施設における一斉PCR検査が必要です。
〇 大阪府施設内感染 施設数・感染者数(12月7日~27日)
高齢者施設 |
合計 |
||||||||
施設数 |
感染者数 |
倍率 |
施設数 |
感染者数 |
倍率 |
施設数 |
感染者数 |
倍率 |
|
12/7~13 |
9 |
123 |
14 |
7 |
223 |
32 |
16 |
346 |
22 |
12/14~20 |
10 |
229 |
23 |
3 |
108 |
36 |
13 |
337 |
26 |
12/21~27 |
8 |
87 |
11 |
4 |
95 |
24 |
12 |
182 |
15 |
合計 |
27 |
439 |
16 |
14 |
426 |
30 |
41 |
865 |
21 |
感染者数は、12月27日時点の累計感染者数であり、職員を含みます。
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