〇 1月21日付日経新聞記事「大阪府、「スマホ検査センター」開始 高齢者施設向け」によれば、
「大阪府は21日、高齢者施設での新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、府内12カ所の「スマホ検査センター」でPCR検査の受け付けを開始した。
施設職員や入所者が対象で、発熱やせきなどの症状が少しでもあれば、病院や保健所を介さずに無償で検査を受けられる。
施設側はスマートフォンなどを使って申し込み、同センターで検査キットを受け取る。症状がある人の唾液を施設などで採取し、同センターに提出する。府は21日午前、大阪市中央区のセンターの内部を公開。検査キットの受け渡しをするデモンストレーションを行った。
検査結果は最短で翌朝に分かるという。陰性なら同センターから施設に通知が届くが、陽性の場合は保健所が濃厚接触者などの調査をする。1日計500件程度を目標としている。この日は午前11時時点で既に11件の申し込みがあったという。
府の担当者は「より簡便で効率的に検査を受けられるシステムを構築した。活用して初動対応につなげてほしい」と話した。」
〇 申込みは、個人ではなく、高齢者施設経由。また、デイサービスの通所者は対象外。
「発熱やせきなどの症状が少しでもあれば」とあるが、無自覚・無症状の職員・入所者は検査対象外なのか。
「陽性の場合は保健所が濃厚接触者などの調査をする」とあるが、業務多忙な保健所が対応できるのか。
〇 府の担当者は、「活用して初動対応につなげてほしい」と話しているようですが、初動対応につながる検査・治療体制を大阪府が整備しているのかどうか、が最大のポイントだと思います。
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