〇 1月20日付ABCニュース記事「大阪高齢者施設 入院先見つからずクラスター多発」によれば、
「大阪の高齢者施設で新型コロナに感染した入所者の入院先がすぐに見つからずクラスターに発展するケースが多発していたことがわかりました。
大阪介護老人保健施設協会が今月上旬、府内の高齢者施設を対象に実施したアンケート調査によりますと、回答があった133施設のうち3割にあたる44の施設で新型コロナウイルスの感染者が出たことがわかりました。
このうち10施設でクラスターが発生していますが、8施設については感染拡大期の「第3波」で感染者が入院できずに施設内で待機していたと回答。2週間以上待機を余儀なくされるケースもあったということです。
一方、感染者が5人以下にとどまっている施設では「施設での待機」はほとんど確認されませんでした。
協会は府に対して「感染者でも無症状だと入院対象にならず施設で対応することになりクラスターが起きる傾向にある。早期の入院措置をとってほしい」と要望しています。
大阪府では20日、新たに506人の感染が確認され、12人が亡くなりました。」
〇 コロナの場合、無症状であっても人に感染させますので、隔離する必要がありますが、高齢者施設では、それが困難につき、入院措置をとって欲しいという施設側の要望です。
感染者は高齢者ですので、症状が急変し、重症化する可能性も大いにあります。
〇 コロナに対しては、検査・感染者の早期発見・隔離・治療の一連の検査・治療体制ができていないと感染拡大を抑えることはできません。
施設の要望は当然ですが、大阪府では、医療体制が逼迫し、感染者を発見できても、隔離・治療ができない状況にあるようです。
(関連記事)
#大阪コロナ 高齢者施設向け無料PCR検査開始。「スマホ検査センター」へ直接申し込み - コロナ時代の株式投資
#大阪府 #医療体制逼迫