〇 3月20日付日経新聞記事「クラスター発生、高齢者施設最多 1~3月は飲食店の3倍超 入院できない事例も」によれば、
「(前略)
厚生労働省によると、3月15日時点で全国で発生したクラスター5491件のうち、高齢者施設は1131件と2割を占めた。飲食店(1002件)を上回って最多だ。
2度目の緊急事態宣言(1月8日)以降でみると、1月13日~3月15日に発生したクラスターは計1504件。うち
高齢者施設が485件で全体の3割を占め、
医療機関(308件)や
企業(223件)、
飲食店(142件)
を大きく引き離した。
第3波以降、医療体制の逼迫によって入院できない事例が各地で起きた。全国介護事業者連盟(介事連、東京)の1月の調査では、感染者が出た180事業所のうち、スムーズに入院できたとの回答は6割にとどまった。(中略)
感染への警戒感から、デイサービスなどの利用者は減少している。介事連の調査では、21年1月前半の半月の売り上げが前年同期比で「1割未満」と答えた事業所は調査対象(1505事業所)の53%に上った。「4割未満」は計1401事業所で9割を占めた。
東京商工リサーチによると、20年の「老人福祉・介護事業」の倒産は118件で過去最多。自ら事業をやめた休廃業も前年比15%増の455件で過去最多だった。
緊急事態宣言が解除されても、高齢者施設でクラスターが多発すれば病床使用率を押し上げかねず、感染対策は欠かせない。国はクラスターの発生を防ごうと、3月末までに約3万の高齢者施設でPCR検査を実施する方針だ。(後略)」
#高齢者施設内感染 #院内感染 #デイサービス