〇 3月28日付産経新聞記事「大阪「第4波兆し」新規感染東京超え リバウンド鮮明に」によれば、
「(前略)
大阪府は28日、東京都の313人を上回る323人の感染を確認した。1日当たりの新規感染発表者数が300人以上となるのは3日連続。323人のうち20~30代は145人で全体の4割以上を占める。(中略)
26日の府の対策本部会議では各年代で増加傾向にあるとの分析が示され、複数の専門家は意見書で「第4波の兆し」「放置すると高い確率で第4波が襲来する」と警鐘を鳴らした。
実際、感染者の28日までの7日間合計をみると、20~30代が738人で最も多かったが、40~50代は446人、60代以上は341人でいずれも増加傾向だ。
■再び病床逼迫も
感染再拡大で心配されるのは病床の逼迫(ひっぱく)だ。 (中略)
府内の重症者は28日時点で71人。確保している重症病床の使用率は31・7%で逼迫してはいない。しかし、府は第3波のような急拡大となれば、重症者は拡大し始めたときから約40日で100人増えると予測。
新規感染者は今月中旬から増加に転じており、4月下旬以降に重症病床使用率が、自粛要請の基準「大阪モデル」で非常事態を示す70%に達する恐れもある。
■変異株に危機感
変異株も懸念材料だ。大阪での変異株の感染確認は3月26日時点で244人。変異株の陽性が確認された感染者は原則入院し、退院時は2回連続で陰性を確認する必要がある。3月25日時点の変異株の入院者は59人。府幹部は「今後増えてくれば病床逼迫に直結する恐れがある」と危機感を示す。
政府の対策分科会が示す6指標のうち、府内では7日間の人口10万人あたりの新規感染者数が28日に20・41人に上り、「15人以上」を目安とするステージ3になっている。
4月21日までの時短要請延長などを26日に決めたばかりだが、吉村氏は同日、記者団に「ステージ3から4に向かっている状況と判断されれば蔓延防止等重点措置を要請し、より具体的な対応をお願いすることも十分あり得る」と述べており、今後は要請も視野に対策を講じていくことになる。」
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