〇 5月10日付NHK NEWSWEB記事「EU アストラゼネカのワクチン 6月以降の追加注文せず」によれば、
「EU=ヨーロッパ連合で新型コロナウイルスのワクチンの調達を担当する委員は、供給が大幅に遅れているアストラゼネカなどが開発したワクチンについて、6月以降の追加注文をしなかったことを明らかにしました。
EUのブルトン委員は5月9日、フランスのラジオ局の番組に出演し、新型コロナウイルスのワクチンに関する質問に答えました。
この中でブルトン委員は供給が大幅に遅れているアストラゼネカのワクチンについて「6月以降の追加の注文をしなかった」と述べ、契約上、供給が完了する6月以降は購入しないことを決めたと明らかにしました。
EUはこれまでアストラゼネカに対し、供給の遅れに対応するよう求めてきましたが、満足できる回答が得られなかったとして、4月、契約違反を理由に法的な手続きを始めています。
一方で、ブルトン委員は「アストラゼネカのワクチンは輸送と温度管理が容易だという利点がある」と述べ、状況によっては今後、再び購入する可能性も排除しませんでした。
またEUとして、最大18億回分のワクチンを追加購入すると発表したファイザーについて、ブルトン委員は「第2世代のワクチンを手がけている。2度の接種が必要なくなる」と述べ、1回の接種ですむ新たなワクチンの開発に期待を寄せました。」
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