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#山梨コロナ 「山梨モデル」枠外で相次ぐクラスター 感染抑制の優等生に何が

〇 6月14日付毎日新聞記事「「山梨モデル」枠外で相次ぐクラスター 感染抑制の優等生に何が」によれば、

「(前略) 

 6月10日夕方、長崎幸太郎知事は県庁で臨時記者会見を開き「昨年以来、最も重大な局面だ」と危機感をあらわにした。10日までの1週間の県内の感染者は201人で、前週の54人から急増。県民に対し20日までの期間、不要不急の移動を控えるとともに、イベントや会合の中止、延期を求めた。

 

 県内では2020年6月から、飲食店や宿泊施設の感染対策を県などがチェックする独自の認証制度を運用。全国で飲食店などでの感染が相次ぐ中、県内の認証店での感染は21年3月の時点で、ルールを守らなかったとされる1件に抑えられ、長崎知事は県民に「花見や歓送迎会をぜひやって」と呼びかけた。発言には加藤勝信官房長官が難色を示したが、かえって独自の対策が「山梨モデル」として脚光を浴び、政府は4月、全国の自治体に同様の制度の導入を要請した。

 

 ただ風向きは徐々に変わり始めていた。県は4月21日、認証を受けていた富士吉田市のバーで、感染力が強いとされる変異株によるクラスター(感染者集団)が起きたと発表。新規感染者数も4月1日までの1週間は25人だったが、29日までの週は80人に増えていた。県は変異株対策として認証基準を引き上げたが、5月の各週も71~109人と高止まりの状態が続いた。

 

 6月5日に韮崎市の障害者施設で32人のクラスタが判明し事態の深刻さが明らかになった。10日には甲斐市の保育園でもクラスタを確認。12日現在で、障害者施設で67人、保育園で17人が感染し、他にも5月下旬以降、5カ所のクラスターが発生した。複数の事業者が集まる建設現場や、自宅で長時間会食した学生同士、認証未取得の飲食店などで、いずれも「山梨モデル」の及ばない部分で感染が広がっていた。

 

 人口約80万人の山梨県では、クラスターの発生は感染状況に直結する。10日までの1週間で10万人当たりの感染者数は前週の6・7人から24・8人と悪化し、政府分科会の指標が「ステージ3(感染急増)」の目安とする15人を上回った。

 

 感染者数増加の最大の要因となったのは障害者施設でのクラスターだ。現場で対応に当たった県感染症対策センターの医師は「いつかは広がると思っていたがここまでとは」と話す。利用者は重度の知的障害者がほとんどでマスク着用など一般的な感染対策の徹底は難しい。施設職員はウイルスを持ち込まないため極力、会食や旅行を控えるなどしており「この1年間、クラスターが起きなかったのは職員の努力と辛抱のおかげ」という状態だった。障害者施設の関係者からは早期のワクチン接種を求める声もあったが「国の方針もあり、どうしたものか悩んでいるうちに起きてしまった」と明かす。

 

 政府が掲げるワクチン接種順位では、障害者施設の利用者や職員は、高齢者の後とされている。ワクチン担当の河野太郎行政改革担当相は自治体に「柔軟な運用」を促すが、菅義偉首相は7月末までの高齢者接種の完了を目標としている。県内の多くの市町村は目標の実現に躍起になっているが、さらなる打ち手の確保や態勢整備は容易ではない。

 

 長崎知事は14日の記者会見で、「山梨モデル」は「飲食店、宿泊施設での感染防止対策としては有効に機能している」と強調。一方で、障害者施設や保育園の職員、利用者らへのワクチン接種について「今すぐできればいいが、可及的速やかに打っていただけるよう職域接種の準備、一般接種における優先的な扱いをお願いしている」と述べ、医療機関や市町村との調整を急ぐ方針を示した。」

 

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