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#中南米コロナ 最多水準、全世界の4割占める。ワクチン接種に遅れ

〇 6月18日付日経新聞記事「中南米、コロナ最多水準 接種に遅れ 全世界の4割占める」によれば、

中南米で新型コロナの感染拡大が続いている。新規感染者数は過去最多水準で高止まりしており、全世界に占める比率も足元で約4割まで上昇した。ワクチンの接種も遅れており、感染収束は遠い。

 

 米ジョンズ・ホプキンス大の集計によると、16日の中南米48カ国・地域の新規感染者数(7日移動平均)は約15万5000人と、過去最多水準が続いている。インドの感染状況が落ち着いたことで世界の新規感染者数は4月下旬のピークから半減しており、世界に占める中南米の比率は4月下旬の1~2割から上昇している。

 

 ブラジルで再び感染者数が増加傾向にあり、これまで世界最多だったインドを上回る日もある。コロンビアでも過去最多を記録しているほか、中国製ワクチンの接種が進んだチリでも依然として感染拡大が続いている。

 

 感染力の高いブラジル型(ガンマ株)変異ウイルスが各地で流行している。各国とも経済低迷が深刻ななか、行動制限の緩和と再開を繰り返しており、結果的に感染が収束しない一因となっている。

 

 ブラジルでは13日からサッカーの南米選手権コパ・アメリカ)が開催されている。南米サッカー連盟によると、17日の時点で選手やスタッフ、ホテル従業員など計65人が感染したという。選手には事前にワクチンを接種したほか、厳しい検疫を実施したが、感染予防にも限界があることが浮き彫りになった。

 

 一方、死者数は減少傾向が続いている。16日の死者数は4226人で、4月中旬のピークから25%減少している。各国とも高齢者や基礎疾患を抱えた人たちへのワクチン接種が進んでいる。ブラジルでは高齢者が重症化するケースが減り、集中治療室(ICU)の占有率が下がっている。

 

 今後の課題は高齢者以外にどれだけワクチンを接種できるかだ。オックスフォード大研究者らによるデータベース「アワー・ワールド・イン・データ」によると、南米でワクチン接種を完了した人は全人口の10%程度にとどまる。現役世代への接種が完了する時期は見通せず、収束には時間がかかる可能性が高い。」