〇 7月9日付tennis365記事「キリオスが東京五輪欠場「無観客はしっくりこない」<男子テニス>」によれば、
「男子テニスで世界ランク60位のN・キリオス(オーストラリア)は9日に自身のSNSを通じて、24日に開幕する東京オリンピック(日本/東京、ハード)を欠場することを発表した。
同15位のA・デ ミノー(オーストラリア)や女王A・バーティ(オーストラリア)らとともにオーストラリア代表メンバーに選出されていたキリオスは、9日に自身の公式Twitterを更新し、オリンピックを欠場する決断をしたことを綴った。
「オリンピックを欠場する決断をしたことを知らせたいと思う。この決断は決して軽いものではない」
「オーストラリアを代表してオリンピックに出場することは夢だったし、こんな機会は二度とないかもしれない」
「でも自分自身のことは分かっている。無観客のスタジアムでプレーをすることはしっくりこない。また、オーストラリアを代表する健康なアスリートの機会を奪いたくはない」
「自分の体のコンディションを整えるために必要な時間をとっていくつもり。すべてのオーストラリア代表選手の幸運を祈る、そしてまたすぐにコートで会おう」
キリオスは現在開催されているウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)3回戦で第16シードのF・オジェ アリアシム(カナダ)と対戦中に、腹部の負傷により試合を途中棄権。
試合後の会見ではオリンピックへの出場について、「満員の観客やゲストのもとでやりたい。今行われようとしているのはオリンピックではない。自分にとってのオリンピックではない。
もし1度だけ出場するなら、こんな制限のあるオリンピックは自分が思い出したいオリンピックでもない。自分がどうするかは、今後どうなるか決めるつもり」と語っていた。」
〇 試合は、選手と観客が一体となってつくりあげるものであり、それができない無観客試合では、無理をしてまで出場したくないと思う選手が現れても不思議ではないでしょう。
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