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#コロナ治療薬 「抗体カクテル」運用確立が急務

〇 8月5日付日経新聞記事「「抗体カクテル」運用確立が急務 自宅療養者の重症化防止  短期入院・外来、投与素早く」によれば、

「(前略)

 抗体カクテル療法中外製薬が製造販売元の点滴薬で、重症化や死亡のリスクを7割減らす効果があるとされる。厚労省が7月に特例承認した。投与は入院患者に限り、自宅やホテルの療養者は対象としないと通知した。

 菅義偉首相は8月2日、一転して「在宅患者も含めた取り組みを進める」と表明した。この日示した入院基準見直しでは感染拡大地域の軽症者らは自宅療養が基本で入院前提の抗体カクテル療法の対象外になる。このねじれを解消するためだ。

 

 最短1泊2日入院して投与する方法もある。将来的に外来でも使用できるように改める方針だ。加藤勝信官房長官は3日のBSフジ番組で「新しい薬なので非常に慎重に使っている」と説明し、使用実績が積み上がれば「外来で点滴して帰る運用も当然出てくる」と話した。(中略)

 

 最大の課題は安定供給だ。当面は流通量が限られ、国が中外製薬から買い上げ、医療機関に配分する。関係者によると、国は年内に20万回分の調達を予定する。

 首相は2000超の医療機関が使用希望の登録をしたと明らかにした。単純計算で1カ所100人分しか配れない。

 

 厚労省投与対象を高齢者や肥満、心疾患、糖尿病などコロナが重症化しやすい患者に絞っている。外来などで投与を拡大する場合、誰に使うのかさらなる「線引き」の議論も必要になる。

 

 迅速な供給体制も欠かせない。発症後速やかに投与する必要があり、発症7日までの投与が推奨される。足元では医療機関から要請があっても土日を挟むと供給に時間がかかっている。

 

 投与をどこで行うかも課題だ。点滴には最低20~30分かかる。投与後に重い副作用が生じないか経過観察も求められる。コロナ患者と他の患者の動線を分けて、点滴用ベッドを配置したり、待機スペースを確保したりする必要がある。

 小規模なクリニックなどでは難しく、一定規模の病院の協力がいる。

 

 往診や訪問看護などもハードルがある。点滴、経過観察の時間に移動時間も含めると、1人の治療で数時間、医師や看護師が拘束される可能性がある。往診などで効率的に投与できるかは見通せない。(後略)」