〇 9月1日付朝日新聞記事「混入異物はステンレススチール モデルナ、3ロットを自主回収へ」によれば、
「米モデルナ社製の新型コロナウイルスワクチンに異物が混入していた問題で、同社と国内供給を担う武田薬品工業は1日、異物はステンレススチールだったとの調査結果を発表した。
被接種者に「過度のリスクをもたらすことはない」としつつ、使用を見合わせている3ロットの自主回収に2日から着手するという。
調査によると、製造を担っているスペインの製薬企業「ロビ」社の製造設備で、金属部品の設置不具合により摩擦がおき、破片が混入した可能性が高い。
ただ、ステンレススチールは心臓の人工弁などにも使われる素材で、筋肉内に注入されても医療上のリスクが増大する可能性は低いとしている。
また、回収対象のワクチンの接種後に死亡事例があったことについては「因果関係は現時点では確認されておらず、偶発的に生じたものと考えている」とした。ただ、今後、厚生労働省と連携して正式な調査を実施していくという。」