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#ブレイクスルー感染 ワクチン2回接種の高齢者に感染が増えている理由=専門家

9月5日付日刊ゲンダイ記事「ワクチン2回接種の高齢者にコロナ感染が増えている理由 専門家に聞いた」によれば、

「(前略)

東京都COVID-19タスクホース技術アドバイザーを務める国立病院機構京都医療センターの林琢磨氏(がん医療研究室室長)に聞いた。

 

 ――2回のワクチン接種を終えた65歳以上で感染者が増えています。

 

 まず、教科書的に言えば、ワクチン接種によって生体内での異物、つまり、ウイルスやバクテリアに対する免疫応答が活性化されれば、発熱や倦怠感、頭痛などの全身性の副反応が認められます。従って、ワクチン接種による免疫誘導は、これらの副作用の発症と相関しています。

 

 そして高齢者におけるワクチン接種部位の局所の副反応、発熱や倦怠感、頭痛などの全身性の副反応の発症頻度はこれまで、若年層と比べて低いことが報告されています。

 

 ――副反応の発症頻度が低いということは、高齢者の中には免疫誘導、つまり、抗体価が必ずしも高まらない人がいる可能性があるということですか。

 

 臨床研究によると、初期のアルファ型ウイルスに対するワクチンの中和抗体価は年齢と負の関連があり、変異したガンマ型ウイルスに対する中和抗体価は、すべての年齢で減少していました。

 これらの結果から、65歳以上の高齢者は、ワクチンを接種しても抗体の生産が強く誘導されないか、または免疫応答が誘導されても、早期に抗体価が下がってしまっている可能性があるのです。

 

 ――ワクチン接種を終えた高齢者が入所する施設でクラスターが発生しているのも、抗体価が下がったことが原因なのでしょうか。

 

 これまでの臨床研究で、1回目のワクチン接種では、抗体の生産は強く誘導されないものの、2回目の接種によって強まることが明らかになっています。ただ、これは健常者を多く含む調査結果です。

 

 高齢者は、糖尿病や高血圧などの心血管病のほか、がん治療中など、様々な疾患を抱えており、とりわけ高齢者施設ではそうした病歴を有する多くの人が生活しています。

 

 臨床研究では、ワクチンの2回接種によって誘発される抗体価は、健康な被験者よりもがん患者の方が有意に低いことが報告されています。

 残念ながら、がんや心血管病の患者の中には、2回目のワクチン接種でも、免疫応答が強く誘導されない人もいると考えられます。(後略)」

 

〇 若年者に比べ、高齢者のワクチン接種効果は低いようです。