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#ブレイクスルー病院クラスター デルタ株の出現により感染予防効果は不確かに

〇 9月24日付FNNプライムオンライン記事「病院でブレイクスルー感染 25人中24人が2回接種済み…デルタ株でワクチン効果は変わったのか?」によれば、

群馬県伊勢崎市の病院で、25人が新型コロナウイルスに感染するクラスタが発生した。このうち24人は、ワクチンを2回接種した「ブレイクスルー感染」だった。(中略)

 Live News αではアメリカの大学病院で新型コロナウイルスと向き合っている内科医の山田悠史先生に話を聞いた。

 

三田友梨佳キャスター:

 2回のワクチン接種を終えた方達が集団で感染するケースが起きていますが、山田先生はどうご覧になっていますか?

 

マウントサイナイ大学病院勤務・山田悠史医師:

 ワクチンは感染予防にも有効ですが、発症予防などと比べると効果は限定的で、最新のモデルナからの報告では、接種後約5ヶ月までの時点で約60%と報告されています。

 それに加えて、より感染伝播のしやすいデルタの出現ですとか、ワクチン接種から時間が経過してきたことでその効果はさらに低下してきているものと考えられます

 

三田友梨佳キャスター:

 ウイルスも変異している中で、ワクチンを接種していても警戒を続ける必要がありますが、ブレイクスルー感染についてはこれまでにどのようなことがわかっているのでしょうか?

 

マウントサイナイ大学病院勤務・山田悠史医師:

 以前のデータではブレイクスルー感染をしても他の人に感染させる可能性は低いと考えられていました。

 しかしデルタが出現したことで、ワクチン接種によって他の人へのうつしやすさがどの程度減少するかは不確かになってきました。

 実際、ある研究で、デルタに感染したワクチン接種者の鼻や喉の粘膜のウイルスRNAの量が、ワクチン未接種者と同等であることが示唆されています。

 このデータは、デルタのブレイクスルー感染を起こした人がワクチン未接種の人と同等の感染力を持つ可能性があることを示しています

 

マウントサイナイ大学病院勤務・山田悠史医師:

 一方シンガポールで行われた研究で、ブレイクスルー感染者のウイルスRNAの量が診断時にはワクチン未接種者と同等でも、その後は急速に減少していて、感染させる期間自体はワクチンによって短くなるのではないかという指摘もあります。

 いずれにせよ、ワクチン接種者の集まりでも集団感染もあり得るということになりまして、ワクチン接種後でも体調が少しでも悪ければ休むなどの対応が重要であることを教えてくれます

 

三田友梨佳キャスター:

 改めてワクチン接種の有効性についても聞かせていただけますか?

 

マウントサイナイ大学病院勤務・山田悠史医師:

 ブレイクスルー感染の報告を聞くと、ワクチンの意義が低いと感じる方もいるかもしれません。

 ただワクチンは、感染の確率を確かに低下させますし、それ以上に発症予防ですとか重症化予防に有効で、依然として意義は高いと考えられます。

 一方、このような事例は、ワクチンの防御が100%でないことも教えてくれますので、特に感染流行地域ではマスクなどの基本的な感染対策もまだまだ重要になると思います。(後略)」

 

〇 感染予防効果の低減を補うべく、政府は、3回目接種を進めようとしていますが、重症化防止の観点からは、3回目接種の緊急性はないため、接種時期や接種対象をどうするかが問題になると思われます。

 

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