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コロナ情報あれこれ

#コロナ重症者 なぜ慢性腎臓病患者は重症化リスクが高いのか?専門医の答えは

〇 10月2日付AERAdot.記事「コロナ重症化  なぜ慢性腎臓病患者はリスクが高いのか?専門医の答えは」によれば、

「(前略)厚生労働省が感染者情報を管理するシステム「HER-SYS」に登録された新型コロナウイルス患者32万2007人を対象に、コロナの重症化リスクと死亡率の関係を調べた結果、第1位は「慢性腎臓病(CKD)」(14.00%)だった(8月25日発表)。

 重症化リスクが何もない人の死亡率は0.41%だから、どれだけ高いかがわかる。(中略)

 

 慢性腎臓病があるとコロナが重症化しやすい理由について、東京女子医科大学病院血液浄化療法科教授の土谷医師は、

 

(1)尿毒症の影響で免疫力が低下している

 

(2)心筋梗塞脳梗塞など、血管系の合併症を起こしやすい(中等度から高度低下の人の合併症リスクは腎機能が健康な人の約5.3~10.3倍)

 

(3)糖尿病や心臓病など他の重症化リスクを持っている人が多い

 

(4)高齢者が多い

 

 の四つを挙げる。

 

「(1)の尿毒症は腎機能の低下によって、排泄されるべき水分やさまざまな老廃物が血液中にたまることです。慢性腎臓病が進行して尿毒症が悪化すると、感染の防御を担う免疫細胞の働きが低下し、病原菌に感染しやすくなるので、コロナウイルスにも当然、感染しやすい。また、ウイルスがからだに入ってきたときに、戦うのが難しくなる可能性があります。

(2)については、慢性腎臓病の人は動脈硬化が進みやすいことが関係しています。コロナになると血管炎や血栓症脳梗塞など血管系の合併症が起こりやすいといわれており、血管が脆弱(ぜいじゃく)な慢性腎臓病の患者さんはリスクが高い。もちろん、コロナになると腎機能自体も悪くなります」(土谷医師)

 

(3)については、糖尿病があると影響が特に大きい。

 

 慢性腎臓病の人はもともと糖尿病があり、それがきっかけで腎機能が悪化したケースが最も多い(糖尿病性腎臓病という)。日本透析医学会の調査によれば、2019年の新規透析導入者3万8556人の原因疾患のうち、トップはこの病気だ(男性44.3%、女性35.5%)。

 

 糖尿病で血糖コントロールが悪い人は白血球など免疫にかかわる細胞の働きが低下している。動脈硬化とあいまって、壊疽(えそ)を起こすことがあるのもこのためだ。

 

「(4)の高齢者が多いという点は、慢性腎臓病の人がコロナになったときの重症化を断トツに押し上げている要因だと思います。

 透析に至る慢性腎臓病の患者さんの平均年齢は70歳ですからね」(同)

 

 コロナ対策のためには予防はもちろん、慢性腎臓病を進行させないことも重要だ。しかし、コロナ禍で受診控えをしている患者さんが多くなっており、土谷医師はこの点を危惧している。(後略)」