〇 10月6日付NHKニュース記事「重症化リスクの新たな指標作成 入院決める際などに活用」によれば、
「(前略)国立国際医療センターなどは、新型コロナで2020年6月から9月に全国各地の病院に入院したおよそ4500人のうち、酸素吸入が必要な中等症2以上になった患者の特徴を分析して、リスク要因を点数で示した指標を作りました。(中略)
指標を感染拡大の第3波のデータで検証すると、40歳から64歳で点数の合計が5点の患者の23%、10点だとおよそ76%が重症化していたということです。(中略)
国立国際医療研究センターの山田玄フェローは「再び感染が急拡大して自宅療養者などが急増した場合に、重症化リスクの高い人を効率的に見つけ、入院治療に結び付けるために活用してもらいたい。
すべてのリスクを網羅している訳ではないが、自分自身のリスクを把握する目安としても知ってもらいたい」と話しています。
年代ごとの重症化リスク指標
新型コロナに感染した際の重症化リスクの指標は年代ごとに分けられていて、
18歳から39歳の場合、男性だと1点、30歳以上で1点、肥満の程度を示す体重を身長の2乗で割った指数「BMI」が23から29.9だと1点、30以上だと2点、がんは3点としているほか、新型コロナの症状として37度5分以上の発熱は2点、呼吸をするときにゼーゼーなどといった音がする「ぜん鳴」がある場合は2点、息切れは1点としています。
患者が急増する流行期には、合わせて6点以上の場合はリスクが高いとして対応するとしています。
また、40歳から64歳の場合、男性だと1点、50歳から59歳は1点、60歳から64歳だと3点、「BMI」が25以上の肥満だと2点、糖尿病だと1点としているほか、新型コロナの症状として37度5分以上の発熱は2点、息切れは2点、せきは1点、倦怠感は1点としています。
患者が急増する流行期には5点以上の場合はリスクが高いとして対応するとしています。
65歳以上の場合、重症化リスクの指標では、75歳以上だと2点、「BMI」が25以上の肥満だと2点、心不全になったことがある人は2点、糖尿病は2点、高血圧は2点、脳血管疾患は1点としているほか、新型コロナの症状として37度5分以上の発熱は4点、息切れは4点、せきが1点としています。
患者が急増する流行期には、3点以上の場合はリスクが高いとして見逃しを防ぐとしています。」
〇 65歳以上の高齢者の場合、基礎疾患がなくても、「発熱・息切れ・咳」の症状があれば9点で重症化リスク大と判定され、入院させてもらえそうです。
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