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#コロナ飲み薬 モルヌピラビル、発症5日までに投与。迅速にPCR検査を受けられるかがカギ

〇 10月12日付日経新聞記事「コロナ飲み薬実用化へ 米メルク「入院・死亡リスク減」によれば、

「(前略)メルクが米食品医薬品局(FDA)に緊急使用許可を申請した「モルヌピラビル」は「RNA(リボ核酸)ポリメラーゼ阻害薬」というタイプの抗ウイルス薬。ウイルスが増殖する際に必要な酵素の働きを抑え、体内でウイルス量が増えるのを抑制する。

 

 メルクによると臨床試験(治験)はコロナ発症5日目までの軽症から中等症の患者で、重症化リスクがある人を対象に実施。モルヌピラビルを12時間ごとに5日間投与した。対象者のうち775人のデータを解析すると、投与した人は偽薬を投与した人と比べ、入院または死亡のリスクが約50%低かった。(中略)

 

 メルクの日本法人MSDの白沢博満上級副社長は「自宅でも投与できる可能性がある(モルヌピラビルの)開発を急いだ」と話す。日本でも承認申請に向けた準備を進めており、早ければ21年内の供給開始を目指す。日本政府と供給契約について協議中だ。

 

 他のメーカーもコロナ治療の飲み薬の実用化を目指す。塩野義製薬は軽症者と無症状者を投与対象に据え、9月下旬から最終段階の治験を始めた。米ファイザーも軽症者向け治療薬として最終段階の治験を実施中だ。中外製薬も米バイオ企業が開発した治療薬候補を国内で開発中で、22年の承認申請を目指している。3社とも投与対象は感染初期段階の患者を想定する。(中略)

 

 こうした新たなコロナ薬候補が感染拡大抑制に効果を発揮するかどうかは、感染初期の患者に確実に投与できるかどうかだ。そこでカギとなるのが迅速にPCR検査を受けられる体制だ。

 

 発熱など症状が出始めた時に検査を受けるなどしてコロナ感染を早期に確認できれば、発症5日というメルクの治療薬が効果を発揮できる投与のタイミングに間に合う。中外の予防薬も患者を検査で早期に見つけ二次感染が広がる前に実施して初めて効果が上がる。

 

 一方で、国内の検査体制にはなお課題がある。東京都では保健所業務の逼迫で感染者の増加に検査が追いつかず必要な人が検査を受けられない事態が生じた。

 

 厚労省は冬にも想定される第6波に向け、自治体に対して検査体制を見直し10月中に報告するように通知した。民間検査機関の積極的な活用も求めている。

 感染の波までに体制が拡充していなければ、治療薬の生かしどころが失われかねない。」

 

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