〇 厚労省の8月5日、都道府県あて事務連絡「診療・検査医療機関等での抗原簡易キット等を活用した迅速な検査について」によれば、
https://www.mhlw.go.jp/content/000817060.pdf
「標記については、政府の新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針の改定(令和3年7月 30 日)において「軽度であっても症状が現れた場合に、早期に陽性者を発見することによって感染拡大を防止する観点から、政府は、早期の受診と診療・検査医療機関での抗原簡易キット等を活用した迅速な検査を促す」こととされたところです。(中略)
抗原簡易キット等を使用した抗原定性検査は、有症状者に実施する場合には感度が高く、有症状者(発症から9日以内を推奨)の迅速な確定診断に用いることができます。
早期の受診・検査により早期に陽性者を把握することができれば、感染拡大防止に寄与することが期待できます。(中略)
記
1.最新のガイドラインにおける抗原簡易キットの適用について
(1)略
(2)検査の解釈と検査精度
有症状者に対する抗原定性検査は、鼻咽頭・鼻腔検体では、発症初日から用いることができます。陽性・陰性ともに検査結果により確定診断が可能とされています。
ただし、10日目以降で陰性の場合、臨床像から感染を疑う際には必要に応じて核酸検出検査や抗原定量検査を行うことが推奨されています。
2.かかりつけ医及び診療・検査医療機関等における軽症状者への早期受診及び検査の促進について
かかりつけ医及び診療・検査医療機関等においては、患者から相談があった場合には、新型コロナウイルス感染症に特異的な症状でなくとも、他の疾患によるものであることが明らかな場合を除き、軽度であっても発熱、せき、のどの痛み等の症状がある場合には診療・検査医療機関等への受診勧奨を行うほか、患者が受診された場合は検査実施について御検討いただき、早めの受診、検査につなげていただくようお願いいたします。(後略)」
〇 抗原簡易キットは30分以内に結果が出ますので、早期発見・早期治療の決め手になる検査方法です。
これを使えば、診察を受けた医療機関で、直ちに抗体カクテル療法や飲み薬の投与を受けることが可能となります。
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