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#コロナ治療薬 活用進まず。ソトロビマブ、供給不足。パキロビッドパック、投与実績280人

〇 2月23日付日経新聞記事「コロナ治療薬、活用進まず 第6波で投与14万人どまり」によれば、

「(前略)

 既に一般流通している点滴薬の「レムデシビル(一般名)」を除き、政府が調達し医療機関に配送する薬は主に3種ある。米メルク、米ファイザーの飲み薬と英グラクソ・スミスクライン(GSK)の点滴薬だ。

 

 政府は計80万人分程度を2月末までに確保するメドが立ったとする。ただ、これまでの投与実績は14万人程度にとどまる。58万人の自宅療養者がいる中で、十分でないとの見方は根強い。

 

 要因は主に3つある。1つ目はGSKの点滴薬「ソトロビマブ(一般名)」の不足懸念だ。効果が高く、一度の投与で済む利点がある。国内の使用実績は2021年末の700人弱から直近で7.2万人まで急増した。

 確保していた9万人分が底をつく懸念から、後藤茂之厚生労働相は22日、3月中旬に納入予定だった8万人分を調達し配送を始めたと発表した。

 

 2つ目は自宅で服用できる手軽さが利点のはずの飲み薬を入手しにくい状況が一部にある点だ。

 メルクの飲み薬「モルヌピラビル(一般名)」は15日までに約13万人分が配送され、直近の投与実績は約7万人だ。ファイザーの「パキロビッドパック(商品名)」も10日に特例承認を受けた。納入済みの4万人分に加え、月内に追加で8万5000人分を入荷する。

 発症から5日以内に服用する必要があるが、配送の遅れを懸念する声が上がる。

 自宅療養者らへの配送に協力する薬局は全国の約6万施設のうち3割程度にとどまる。業務の負担増を懸念しているようで「体制は十分とはいえない」(東京都の担当者)。薬局の従事者が感染して配送が難しくなる事例も出ている。

 

 流通量も少なかった。当初、厚労省は各薬局の在庫を原則最大3人分とした。16日になって都道府県などが指定した場合は規制を外すとしたが、該当の薬局は多くない。

 

 3つ目の理由は使い勝手が良くないことだ。

 メルク製(モルヌピラビル:筆者注)は臨床試験(治験)での入院・死亡の抑制効果が3割と他の治療薬に比べると低い。錠剤が2センチメートルと大きく、飲みづらい難点がある。

 

 ファイザー製(パキロビッドパック:筆者注)は治験で9割と高い重症化予防効果を示したが処方対象は限られる。高血圧や高脂血症の薬などと飲み合わせが悪く、併用できない薬が約40種類ある。国内投与は280人のみだ。

 

 治療薬が行き渡ることは、コロナ対策が出口に向かう条件の一つとされる。ただ政府は治療薬の投与が必要な重症化リスクのある患者の全体像を示していない。(後略)」

 

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